すぐに使えるピグマリオン効果の人材育成!

こんにちは。mezashiです!みなさんは育てることってやっていますか?

何かしら経験はあると思います。動物を育てる、植物を育てる、後輩を育てる、子供を育てるなどなど…

私自身、子育てはもちろんですが、後輩社員の育成をしたりと、人材育成を日々やっていて色々悩んでいます。

今回は人を育てることにフォーカスを当ててみたいと思います。

突然なんですが、こちらの絵を見てください!

何に見えますか?

続いてこちらの絵はどうでしょう?

私の子供2人に頑張って描いてもらいました!

正解は上の絵は忍者ネコとライオンで、下の絵はネコとドラゴンです。

どうですか(笑)難しかったでしょうか?

ここで質問なんですが、どちらの方が上手な絵だと言えますか???

上の絵はピグマリオン効果を使ったんです!

下の絵は何も言わずただ好きな動物を描いてもらいました。

上の絵は色も塗っているし、鉛筆を一生懸命に使っているのが伝わります。

この差はなぜなんでしょうか?

それは期待をしたからです!

上の絵を描いているとき、「2人とも絵上手だからな~」、「楽しみだな~」と横でずっと独り言を言ってました(笑)

人に教えるとは?

「教える」ってすごく難しいです。

ただ説明をすればいいのかというと、そうではないですよね?

ライオンが子供を崖から落とすように、とりあえずやらせてみる? できるわけないです。

教える側は自分でやった方が速いし、確実です。教えてもなかなか理解してくれないので、イライラしてしまう。

教わる側は、よくわからないし、なんか眠い、はやく終わらないかなと思ってしまう。

これは誰しも一度は経験していることだと思います。

まぁ、教わる側のやる気問題はあると思いますが、それは一旦置いておきます。

大体は教える側に問題があると私は考えています。

ここで教えるのに意識すること5項目あげます。

  1. 内容について十分な知識がある。
  2. 相手に合わせた言葉を使う。
  3. 相手の状況をよく観察する。
  4. 説明の中にポイントをつくる。
  5. 「わかった?」は使わない。

1番、2番は当たり前ですね。知識がなければ教えられないし、子供に難しい言葉を使っても理解できません。

3番は重要です。教えるとき大体独りよがりになりがちです。相手が話を聞いているか、理解しているかどうかよく観察してください。

4番は感情が伴う経験は記憶に残りやすいです。「なるほど!」とか「おもしろい!」のポイントを作ると良いです。

最後の5番は超重要です。「わかった?」は絶対に使ってはダメです!わかってても、わかっていなくても、みんな「はい。」と言います。「じゃあ、ここまで簡単に説明してみて?」と聞くのが良いと思います。

教える手法とは?

では教えるときに、必要なことはわかったけれどどうすればいいの?

ここで私が実際にやっている手法を紹介します。

それはポジティブフィードバックです。

ここ最近よく聞く言葉だと思います。

フィードバックはとても重要です。問題点を把握し、改善点を理解する。

スキルアップやモチベーションの向上、信頼関係の構築などにつながってきます。

これをポジティブにやります。この3項目です!

  • 良いところを褒める。
  • 良い行動したことによる結果を伝える。
  • 問題点、改善点を考える。

ここでポイントです。まずはやったことに対しての良い点を評価してください!

次に失敗や間違いをしてしまったかもしれないが、それを絶対に否定しないことです。

ポジティブフィードバックでのメリット!

  • 信頼関係の構築
  • 目標、到達点のすり合わせ
  • 成長の促進

私はずっとこの方法を使って会社での後輩育成を行っています。

怒られたり、批判されていい気持ちになる人間なんていないと私は思うからです。

怒って解決する問題なんてありません。

コミュニケーションで「褒める」は効果絶大!気になった方はこちらの記事をご覧ください。

【コミュニケーションの必須テクニック】好かれたいなら媚びを売れ!

ピグマリオン効果とは?

「そんなに甘やかしたらダメだよ!」

よく聞く話です。本当にそうですか?

ピグマリオン効果というものがあります。ピグマリオンはギリシャ神話でに登場する王様なんですが、女性の像に恋をして、「本当の女性だったら」と願い続けてたら、愛の神様が人間にしてくれたというお話です。

この話が転じて、「期待し続けることでよい成果が生み出される現象」をピグマリオン効果と呼ぶようになりました。

これは迷信とかではなく、ちゃんと心理学者のローゼンタール氏によって実証されています。

「期待を押し付けてしまうと逆効果になる」ので注意が必要ですが、「相手の主体性を損なわない範囲での期待はパフォーマンスの向上に効果がある」です!

ここまで説明したのですが、日本のことわざに同じ意味を持つものがあります。

「豚もおだてりゃ木に登る」です(笑)

まとめ

ここまで「教え方」について色々書かせていただきました。

私は人材育成のプロではないですが、数十年の会社勤めで後輩育成は何度も経験してきました。

子育て経験も十年になります。

経験から一つだけ言えることがあります。

「褒めてばかりいるとダメになる」は嘘です

これは私が愛読している、Dr.ヒロさんの「ヤバい話し方」にも書いてありました。

部下や後輩、子供がミスしたときは全く思ってなくてもいいので「大丈夫!次は成功するよ!」と言ってください。

もちろん本人がミスに気付いていない場合は教える必要がありますが、本人に自覚があるなら責める必要はないです。

上司や先輩、親が思っている以上に人は反省するものです。

怒ることは子供でもできる簡単な手段です。楽をして事態を好転させるなんてできないんです。

期待を寄せることは難しいですが、「次こそは!」と前を向くように励ますことが必要です。

人を育てるということは、背中をうまく押してあげて、正しい方向に進めるようにしてあげることだと思います。

期待してあげましょう!!

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